はじめての新築マイホーム基礎知識
このブログは、これから新築でマイホームを建てる人が、失敗や後悔をしない為に、事前に知っておいてほしい基礎情報をはじめ、必ず取り入れるべきノウハウや先人達の失敗談ブログ・成功談ブログをまとめたサイトです。 人生における数々の失敗は、成功の元と言いますが、新築マイホームは一生に一度の非常に高額な買い物で、何度も買い直せるものではありませんから、できる限り失敗や後悔するポイントを排除した家を建てる事が最重要です。
ここで紹介する新築マイホーム失敗ブログは、悪く言ってしまうと「業者任せ/人任せ」にしてしまい、自分で情報収集することを怠ったために失敗してしまったと言わざるを得ない人達も多いと感じます。これらのブログを参考に反面教師とすることで失敗箇所を大きく減らすことが出来るかと思います。
新築マイホームを建てると決めた際には、実は事前にしっかりと勉強しないと、後から知ってももう遅い深刻な事態を招きますから、そうならない為に要点を可能な限り簡単に説明していますので、是非新築マイホームを建てる前に覚えて役立てて下さい。
※尚、このブログは筆者が主婦目線で記し、個人的な見解を多く含みます。🙇
新築一戸建ては建売住宅と注文住宅の2種類がある
まず新築でマイホームを建てると言っても、建売住宅(分譲住宅ともいう)なのか、それとも注文住宅なのか、に分かれます。建売住宅と注文住宅では失敗談や後悔したポイント、満足のゆく成功したポイントも異なり、それぞれのメリット・デメリットも大きく異なります。
建売住宅とは
建売住宅とは、 簡単にいえば 土地+建物がセットで販売されているもので、 「すでに建ててある家を土地ごと買う」こと。
建売住宅のメリット・デメリット
・複数の戸建て住宅を同一仕様で建てて分譲するので、住宅建材や設備をまとめて仕入れたり、効率的な施工を行えるため注文住宅よりも安価
・全体的に安っぽい
・すでに建ててあるので引渡しと入居までが早い
・実物を見て確認してから検討することができる
・土地と住宅を一括購入するため、必要資金の借入(住宅ローン)契約が1度で済む
・自由なプランニングが行えない
・業者を選べない
・保障期間が短い場合がある
・ 建築過程を見ることが出来ないので、手抜きや安い建材を見抜けない
・すでに建ててある家を買うので、個性やこだわりは取り入れられない
・注文住宅に比べて住宅性能評価で大きく劣ることが多い
・大手ハウスメーカーの注文住宅と比べて寿命(耐久性)は短い場合が多い
注文住宅とは
土地探し・ハウスメーカー探しから始めて、間取りや建材、設備なども全て自由に選んで「1から建てる家」が注文住宅。
注文住宅のメリット・デメリット
・ハウスメーカーや工務店を自由に選べる
・間取りや建築材料、キッチンやお風呂等の設備等、1から自由にプランニングできる
・住宅性能評価(耐久性能/耐震性能/断熱性能/気密性能/省エネ性能など)が高いものが多い
・独自性や個性、こだわり条件などをマイホームに取り入れることができる
・ハウスメーカーの長期保証やアフターサービスが受けられることが多い
・施工段階を見ることができ、口出しすることも可能
・建売住宅に比べて総コストが高価になる場合が多い
・施主の住宅に関する知識が浅いと良い家が建たない
・実物を見て買うことができない
・土地探しから引渡し、入居まで時間がかかる
以上が大まかに建売住宅と注文住宅の違いです。
それぞれにメリットデメリットが存在する事が理解できたかと思います。
【新築】建売住宅の役立ちブログ
実際に住んで見ての感想ですが、壁や床等の素材は、良い物を使用していないのか、声や足音等が家中に聞こえます。
引用ブログ:失敗!建売住宅はダメちゃんだった話
冬場なども家の中が寒く、どこか隙間があるのではないかと思う位です。
耐震強度等は検査をしていますので、心配ないかと思いますが、それでも至るところをケチって建てている様な気がします。
不動産屋を回り、自由設計の建売を契約しました。
引用ブログ:武田つとむファイナンシャルプランナー
担当の人と一生懸命間取りを練り、やっと引き渡しの日を迎えた時は本当に嬉しかったです。そしてそれから半年以上過ぎた今、かなり後悔してます…
必死に考えたはずの間取りもいざ住んでみると不便極まりない。場所ももっと都会寄りにすれば良かった。購入前に戻れるなら絶対こんな家買ってません。
【新築】注文住宅の役立ちブログ
家作りは「正解のない買い物」という言葉もあるように、家庭によって家族構成も違えば、必要な家の大きさや間取り、
引用ブログ:マイホーム計画note
外観の好みなどの趣味嗜好、価値観、そして最も大切な予算や相談すべき建築会社など、数えればキリがないほど正解はバラバラです。
実際に注文住宅を建てた方のブログやサイトを検索すれば、失敗や後悔の声が多々見受けられますよね。
マイホーム計画はしっかりと時間をかけ、情報収集し、準備することが失敗しない家作りの秘訣と言えそうです。
うちは2016年10月に注文住宅で新築の家を建てたのですが、1年ちょっとこの家で暮らしてみて、あそこはこうしておけばよかったなとか、これはこうしておいてよかったなとか、いろいろと思うことがあったので、ちょっと一覧にまとめてみようと思います!
引用ブログ:デキる主婦を目指すためのブログ
間取りで失敗したところ
1.窓の位置
2.脱衣所・トイレの床の色
3.通路にコンセント
4.階段下スペースの収納
5.浴室乾燥機の設置
「建売・注文」マイホームブログまとめ
新築マイホームを建てた人のブログを読み漁っていると、失敗談で多いのが、
建売住宅の場合「もっと自由に設計できる注文住宅にすれば良かった…」「外観や内装はパッと見良かったので購入したが、耐震性能や断熱性能が悪い…」「アフターサービスが悪く連絡してもなかなか訪問してくれないし補償もなく有償だった。」「ローコストにこだわるあまり、安くマイホームを取得することが出来たが、ガタが来るのが早くメンテナンスが大変」等など性能の低さに不満を漏らす人が多い印象です。
注文住宅での失敗談では「思い立ってから入居までが長い為、賃貸料金が嵩んでしまった」「大手メーカーの住宅展示場に行って見て決めたのですが、同じものを建てようとしたら有料オプションだらけで予想より高額になってしまった」「ほとんど同じ性能なのに、後からもっと安く建てられる工務店を見つけてしまった。」等の建築コスト関係の失敗談が多いように見受けられます。
家族全員の新築マイホームに望む条件を整理しよう!
土地やハウスメーカー探し、あるいは建売物件探しを始める前に整理しておくべきことは、「家族全員が望む条件」
希望の立地や沿線や最寄り駅、床面積や間取り(部屋数なども)、駐車場の有無、戸建ての場合は庭の広さ、後付けできない必須設備などが挙げられます。家族全員でよく話合い、希望の項目を出来るだけ具体的に書き出してみましょう。
頭の中でイメージしながら、時間があればそれに近しい実例などの写真なんかもネットで探して保存しておくと、後にハウスメーカーや不動産営業マンに説明する時に相手にも伝わり易いです。
しかしながら、書き出した希望条件を全て満たすのは、金銭的にも土地の広さ的にも困難かもしれません。実際に新築マイホームを建てる時には、多少妥協せざるを得ない条件もいくつか出てくることを前提としましょう。
マイホームに望む条件を書き出し終えたら、そこで一回家族会議を行ってそれぞれの条件に優先順位を付けておくと良いです。👍
また、土地や物件探しを進めていくうちに「◯◯沿線が希望だったけど、△△沿線もいいな」と希望条件が緩和される事もあります。希望の条件は臨機応変に見直していきましょう。
新築マイホームの資金計画をしっかりたてよう!
建売住宅を買うにせよ、注文住宅を建てるにせよ、一体いくらの総予算まで許容できるか、きちんと家族で上限を設定しましょう。総予算とは、
- 自己資金(頭金)
- 毎月の住宅ローン返済額
- 購入に伴う諸費用
- 購入後の諸費用
以上を全て足した金額を総予算と言います。
①と②は新築マイホームを考える上で当然頭に浮かぶものですが、③と④は意外と頭に浮かばなく、後から出費に慌ててしまう人が多々みられます。
具体的な内容としては
③購入に伴う諸費用では、「不動産取得税」や不動産会社の紹介で物件を決めたのでしたら「不動産仲介手数料」の発生、住宅ローンを借入れる場合は「融資手数料」、建物の装飾や外構などにかかる「追加オプションや追加工事料金」、「不動産登記費用」等があります。
④購入後の諸費用では「毎年の固定資産税」「都市計画税」「火災保険&地震保険」「メンテナンス費」などがあります。
仲介手数料3%+6万円で156万円(税抜)。←注文住宅ではかかりません。
融資手数料は借入れする金融機関によって異なりますが、大体借入額の1%~2.2%。5000万円の借入れなら50~110万円が融資額から差し引かれて振込まれます。200~250万円程度の購入に伴う大きな出費があることを忘れないで。
土地と建物の価格だけで住宅ローン限度額をフルで使ってしまう方がいますが、上記のような諸費用に関しても予め考慮しておかなければいけません。③に書いた「購入に伴う諸費用」は大きな金額ですから手出しが厳しければ住宅ローンの借入額に予め組み入れるように覚えておいてください。
また、先輩マイホームオーナー達の失敗談として、「世帯収入に対して住宅ローン返済比率が高い」という失敗例が多いことも覚えておいて下さい。世帯収入は急激に上がったりしないのが一般的なので、土地と建物の住宅ローンで家計を圧迫しているのに他の諸費用も払うとなると住宅ローン貧乏に陥ってしまいます。
実際に「住宅ローン貧乏ブログ」や「住宅ローン地獄ブログ」等と検索すると、わんさかと住宅ローンで家計が火の車ブログがヒットします。
新築マイホーム 住宅ローン失敗ブログ
我が家の35年住宅ローン
月々返済105000円
前のアパートが95000円だった為 そんなに変わらないじゃーん(旦那・私)と
借りてしまったが最後
以前も記事にしましたが給料は月23万円
安易な考え 悔やんでいます。
引用ブログ:貧乏なのに注文住宅!やっちまった35年。
今思えば、何も考えずに組んでしまった住宅ローン。
私は、金利も深く考えず、また管理費、修繕積立金、固定資産税のことは、そんなものがあるという事位は知っていたのですが、深く考えていませんでした。
この辺が素人の住宅購入の恐ろしさなのです。住宅ローンの月返済額だけをみて決めると絶対後悔します。
引用ブログ:住宅ローンスタート→何も考えずに地獄に落ちる・・・|らくらく貯蓄術
きちんと事前に諸費用に関しても計算した上で返済できる住宅ローンを組めば失敗することは考えづらいですが、こういった事を勉強する前に見栄を張った住宅を購入してしまうと本当に貧乏になってしまいますから、①自己資金(頭金)と②毎月の住宅ローン返済額以外にも費用がかかることを頭に入れて無理のない住宅ローン返済を組みましょう。
大体いくらでどんな家が建つ!?建物価格から注文住宅カタログを見てみよう
無理のない住宅ローン返済の目安
無理のない住宅ローン返済の目安とは、一体どの程度なのでしょうか。
これは世帯年収によって余裕度合いが違いますから一概には言えませんが、一般的には世帯収入の30%以内と言われています。世帯年収が600万円を超えている場合のみ35%~40%でも可能ですが、一生涯その年収をキープできるか分からないのであれば、やはり現在の世帯年収の35%程度を上限にした方が良いでしょう。
借入可能額も年収ベースで一般的には年収の8倍~10倍とされていますが、この数字は予算を沢山使って欲しい不動産業界による根回しによる記事が多いと考えましょう。
実際に無理なく返済していく為には年収の7倍程度にすると住宅ローン貧乏に陥る可能性が低いと言われています。
新築マイホームの自己資金(頭金)は1000万円!?
住宅ローン返済割合を頭に入れ、超低金利時代だからとはいえ、頭金がないのに今すぐ買いだ!とは言えません。
自己資金ちゃんと用意できていますか?
戸建に限らずマンションでも同様でしたが、住宅を購入する前の数年間は、今の生活水準を下げてでも頭金を貯めることが重要です。
仮に3500万円の物件を頭金なしで、35年元利均等ローン金利1.4%(団信込)で全額住宅ローンで買った場合、毎月の返済額が10万5458円。総返済額は4429万円になります。金利分だけでも929万円支払うことになります。
一方、同じ物件を頭金を1000万円用意していた場合、2500万円の住宅ローンを組んで買った場合、毎月の返済額は7万5327円。総返済額は3164万円になり、265万円もお得なのです。この金額分を今後家計から捻出しなくても大丈夫になると考えれば、浮いた金額をレジャーや家族旅行に充てることもできて、家族みんなの楽しい思い出も作れるのではないでしょうか。
住宅ローン金利や住宅税制は、その年の新しい情報を確認しよう
新築マイホームを建てるにあたっては、「住宅ローン控除」や「優遇税制」、親などからの資金援助に対する「非課税措置」などが設けられていますからしっかりと確認しておくことをオススメします。
2024年時点においては、首都圏のマンション価格は過去最高の高値を付けて売買されています。何故そんな高い価格でマンションを取引しているかと言うと、日本政府の経済対策の一つに消費を活発化させて経済を回そうという国策があるので、高い物件価格とは相対的に超低金利水準を維持しているからです。
物件価格も高く住宅ローン金利も高ければ、誰も買おうと思いませんし、その後買った人が苦しくないように税金で徴収した金額の一部を返しますよ(通称:住宅ローン減税)という政策を行っています。さらに円安によって海外の方からすれば5年前に比べて30%OFFの価格で買えるようなものですから、首都圏の利便性の高いマンションは外資に買われています。
住宅ローン金利の今昔
下図に過去40年間の住宅ローン金利の推移を記載しました。
一生涯で最も高額な買い物になるであろう新築マイホームのローン金利は、今がとてもお得という事がわかります!😎👌
また、前述のように首都圏マンション価格はすごく高騰していますが、一戸建て住宅価格は高騰していません(都心駅近は土地代が高いですが)。住宅ローン金利の動向は必ずチェックし、良いタイミングで新築マイホームを購入しましょう。
住宅ローン金利 年代別比較 3500万円借入シミュレーション(全期間固定金利)
年 | 住宅ローン金利 | 35年ローン累計返済額 | 備考 |
---|---|---|---|
1990年 | 7~8.5% | 9391~1億0978万円 | 高金利 バブル時代 |
2000年 | 2.4~2.6% | 5177~5334万円 | バブル弾けて金利も低下 |
2010年 | 2.4~2.5% | 5177~5255万円 | 失われた20年時代 |
2020年 | 1.3% | 4313万円 | フラット35(Bプラン)超低金利時代 ※変動金利は更に金利が低い! |
住宅ローン金利適用要件や非課税枠などが毎年の税制改正で見直されることがありますから、購入する年の金利や税制内容をよく確認しましょう。
マイホーム(建物)の価値は住宅性能が全て
新築マイホームは、必ず住宅性能評価制度を利用しましょう。
住宅性能評価制度とは、簡単に言えば中立的な立場の第三者機関の評価員が住宅の性能をチェックし、同じ基準で新築住宅の性能を比較することができる制度です。評価については、登録住宅性能評価機関という国土交通大臣に登録を行った評価員が行い、一戸建て住宅の場合は、原則「基礎配筋工事が完了段階」「構造躯体の工事が完了段階」「内装下張り工事の直前段階」「完成段階」の4回にわたって検査が行われます。
求められた性能通りに設計され、また評価を受けた設計どおりに工事が進められているかをチェックしています。
10項目の住宅性能評価
構造の安定 | 地震や風の力が加わった時の壊れにくさ |
---|---|
火災時の安全 | 火災が発生した時の避難し易さ・燃えにくさ |
劣化の軽減 | 木材の腐食、鉄の錆など建物の劣化のしにくさ |
維持管理への配慮 | 配管等の日常管理(点検・清掃・修繕)のしやすさ |
温熱環境 | 防暑・防寒の断熱性能や冷暖房時の省エネルギー |
空気環境 | アルムアルデヒド等、化学物質の抑制。室内の空気の洗浄 |
光・視環境 | 採光などの視覚制 |
音環境 | 音漏れ・騒音の防止 |
高齢者等への配慮 | バリヤフリー、介助・移動のしやすさ。転倒・転落事故防止 |
防犯対策 | 住宅の開口部の外部からの侵入のしにくさ |
住宅はこれらの性能が毎日の住み心地に大きく影響します。
特に構造の安定と、温熱環境は性能の高いものを選ぶことをオススメします。
構造の安定とは、耐震性能と呼ばれ木造なら等級1~等級3まで新築住宅には等級が付いています。等級1が国が定める最低基準で、等級2は等級1の1.25倍、等級3は等級1の1.5倍の耐震性能を持ちます。大きな地震があった時に居住者の命や住宅、家財を守ります。
温熱環境とは、住宅の断熱性能のことで、簡単に言えば冬の寒い外気や夏の熱風を室内に入れない・伝えない事。並びに室内の冷暖房を住宅の外に放出しない事です。住宅の外壁と内壁の間に断熱材を入れることや、窓サッシを安価なアルミサッシを使わず樹脂サッシやハイブリッドサッシに、窓ガラスを1枚の単層ガラスではなく、2層・3層の複層ガラスにしたり、ガラスの層の間に不燃性の不活性ガス(アルゴンガス)を注入することによって遮熱性を高めることが出来ます。
他にも火災時の安全や劣化の軽減、維持管理への配慮、空気環境、光・視環境、音環境なども、毎日の生活を快適に過ごせる最低限の性能は確保すべきと思料します。住宅の住み心地も、資産的価値も、見栄も含めて、住宅性能評価は必ず確認するようにして下さい。後述しますが、温熱環境だけは絶対に低性能では後悔すると断言できます。耐震性も後から付け足す事が難しいことです。
ですから、このブログでは基本性能が低く安価で販売されている「建売住宅」はオススメしていません💦💦
これらの住宅性能が悪いものが多く出回っているからです。新築マイホームを建てるのならば、やはり理想は「注文住宅」で末長く満足できる住宅を建てて欲しいとは思っています。
新築マイホーム失敗ランキング1位「室内が暑い/寒い」
注文住宅で新築マイホームを建てた、もしくは建売住宅で新築マイホームを購入した人が失敗したと思う部分のランキング1位は断熱性能に予算を使わなかった事と書くサイトも多い。予算を使わなかったというよりは、温熱環境(断熱性能や気密性能)の勉強不足のまま契約してしまったというケースが多いようです。とある工務店向けの雑誌で新築戸建てオーナーにアンケートを行ったところ、新築時に温熱環境に不満がある人の割合が4割、築20年を迎える頃には7割の人が不満を持つそうです。
断熱材は住宅の壁や天井にビッシリ隙間なく敷き詰められているのが一般的です。
この断熱材が薄かったり、隙間が多かったりする住宅や、熱伝導率の高い窓サッシや窓ガラスを装備した住宅は、真夏は地獄のような暑さに見舞われてしまいます。真冬は暖房器具を強設定に入れた部屋以外は寒さにガタガタと震えて過ごす破目に。。
目に見える間取りや水回りなどの設備は満足することが多い半面、断熱性能と気密性能は目に見えない部分なので、実際に住み始めてから異変に気付くという人が後を絶ちません。
高気密・高断熱の家と呼ばれるような大手ハウスメーカーの注文住宅では、快適な室温を保つべく、断熱性能の高い断熱材を壁や天井にしっかりと厚く敷き詰められていたり、窓ガラスは2層3層の複層ガラス、窓サッシに関してもアルミサッシに比べて1000倍も熱伝導しない樹脂サッシやハイブリッドサッシを標準装備しています。一方でローコスト住宅や建売住宅の場合は安くて薄い断熱材に単層ガラス、アルミサッシを装備し、気密性(密閉性)に関しては特にこだわっていない物件も沢山売り出されています。
こういった温熱環境が整っていない物件を購入してしまうと、断熱性能や気密性能は後から付け足す事が難しく、リフォームをお願いした場合は新築初期装備に比べて3倍~5倍の費用がかかってしまいます。
よって、必ず家を建てる前に気密性と断熱性に実績のある建築ビルダー(ハウスメーカーや工務店)を調べて目星を付けておくことと、高気密・高断熱の家を建てたい旨を伝えて契約する必要があります。
マイホームが暑い!寒い!のブログ
ハウスメーカーや建売業者のホームページ、または工務店などが更新している自社サイトやブログを見ていると、当然のことながら「弊社は断熱しっかりしているよ!」と書かれていますが、実際のところ断熱材施工に立会ってもいないので住んでみて断熱性能が低いことに気付く人が多いです。
そこで、前述の住宅性能評価制度を利用しましょう。この評価表が出せない建売住宅も多いので、新築マイホームを建売で買う方は、必ずチェックをして出せないような建売業者は候補から弾いて下さい。実際に新築マイホームが暑い!寒い!書いているブログは多いですし、マイホーム失敗ランキングも1位です。
主人も私もエアコンの暖かい空気が好きではないので、ガスファンヒーターを入れましたが、アパートと違って、一軒家はとても寒いと聞きます。HMの人にも「本当に床暖房入れなくて大丈夫ですか?」と言われましたが、主人は維持費がかかるからいりません。と答えていました。床暖房入れればよかったんじゃないかと後悔ばかりです。 ネットで調べれば調べるほど、後悔と打ち合わせに戻れるなら戻りたい。と思ってしまいます。
引用ブログ:新築購入 住んでみて後悔(ただの愚痴です)|おウチ購入あれこれ
一昔前までは「木造・鉄骨造住宅にとって断熱性能は弱点」でした。
ですが、現在の一戸建て住宅の建築技術は一昔前に比べて圧倒的に進歩しており、しっかりとした断熱工事をしている木造住宅・鉄骨住宅は鉄筋コンクリート造にひけをとらない断熱性能を誇るケースもあります。せっかく注文住宅でマイホームを購入するのであれば「夏は涼しく冬は暖かい年中快適な家」がいいですよね。
大切なことですのでもう一度言いますが、一戸建て住宅において「断熱材・断熱性能は超重要」です。
引用ブログ:断熱材まとめ|ハウスメーカー比較マイスター
新築マイホーム失敗ランキング2位「光熱費が高い」
こちらはもうお気づきかもしれませんね?
そうです、こちらも断熱性能と気密性能に依存し、低性能な家を建ててしまうと冷暖房装置による光熱費が非常に高くなる事が、新築マイホームを建てて失敗したと思う部分。ネットで調べていても、概ね後悔ポイントの2位~4位に入っていますね。
冬の場合、鉄筋コンクリート造(マンション)から、木造一戸建てに引っ越すとビックリするほど暖房を入れてもなかなか効きません。当ブログ主も床下暖房入りマンションに住んでいた頃は室内の寒さ問題とは無縁でしたが、木造の戸建は温熱環境に優れた住宅でないと、基本サムイサムイが止まりません。鉄筋コンクリート造(マンション)と木造(一戸建て)の違いを大いに実感できます。
だからこそ、戸建の場合は断熱性能が大事なのです。
断熱性能が高ければ、不快な外気の暑さ/寒さが壁や屋根、窓サッシや窓ガラスから室内に伝わりにくく、また冷暖房の快適な室温が室外にも伝わりにくい。
気密性能が高ければ不快な外気が隙間から室内に侵入してくることを防ぎ、また冷暖房の快適な室温が隙間から室外に流れ出てしまうことを防ぎます。
高気密・高断熱を得意とする大手ハウスメーカーのトップ5社は既に鉄筋コンクリート造の断熱性能と気密性能を超えています。これは実証実験で証明されている数値であり、鉄筋コンクリートマンションの、あの分厚いコンクリートの壁を木造住宅で性能を上回るエビデンスも公開して、とても素晴らしい結果だと思います。
家は住宅性能で毎日の生活が快適か不快か、住宅の価値も性能によって高いか低いか大凡決まってしまいます。
価格帯の高い新築マイホームをオススメしているのではなく、絶対に予算を使った方が良いポイントをこのブログでは紹介しています。
その夫婦は断熱性や気密性の事を詳しく調べずに、外観や内装のカッコイイ「空間デザイン設計事務所」なる業者と契約をしました。結果、見栄えはとてもオシャレで良いものの、夏はエアコン18℃最大風力にしても全然効かずに奥様は近くのスーパーや喫茶店、あるいは友人の家に汗だく状態で逃げ込むのです。最悪なことに外観は黒一色なので熱を吸収して放さないですね。。冬も同じく奥様は暖を取りに外出するそうです。その夫婦はお金持ちなので、そのうち更に光熱費がかかることを承知して追加のエアコンを新設するか、壁や窓を一旦解体して高断熱の家に作り替えるかするのでしょう。
このような住宅が果して快適と言えるでしょうか。答えは当然NOで、沢山の新築マイホームに踏み切った人達が勉強不足を後悔しています。後悔したところで、この深刻な事態は長年ずっと付き纏う事になります。ですから、折角新築のマイホームを建てるのでしたら、高気密・高断熱は絶対に意識した家を建てて欲しいと思うのです。
ハウスメーカーの選び方
お次はハウスメーカーをどのように選べば良いか。
これに関しては新築する方それぞれが、マイホームに何を求めるか(重視するか)なので一概に答えはありませんが、ブログ主が2年がかりで書籍やWEBサイト、マイホームブログ等を読み漁った結果、前述の「家族全員の新築マイホームに望む条件を整理しよう!」に書いた、条件が決まっていればある程度ハウスメーカーは絞れると思います。この希望条件とプラスして、「新築マイホームの価値は住宅性能が全て」でも触れた通り、重要すべき住宅性能を兼ね備えたハウスメーカーを掛け合わせることで、対象となるハウスメーカーは5社以内に収まるのではないでしょうか。
まずはカタログ請求で性能比較して!比較前の住宅展示場は失敗率高し!
ハウスメーカー選びで気をつけたい事としては、お近くの住宅展示場(モデルハウス・モデルルーム)へ行くのは、ちょっと待って!という話をします。近くに住宅展示場があり、イベントを催していると、ついつい軽い気持ちで足を運んでしまいがちですが、実際に行くのは住宅性能面でハウスメーカーを絞り込んでから、気になるハウスメーカーのモデルハウスのみを見に行くようにするのが効率的です。
これは何故かと言うと、住宅展示場は沢山のハウスメーカーが出展していて、展示場内の住宅メーカーに居る営業マンは、当然一人ひとりに営業ノルマがありますし、数メートル先にはまた別の住宅メーカーがあります。競合メーカーがひしめいてる中、どの住宅メーカーも、そして営業マン全員が契約を取りたくて取りたくてしかたない状態。
よって、来展した見込み客に対しては最大訴求力のある「性能・価格」については良いことばかりを並べてしまいがちです。
性能でいえばハウスメーカー側が公式で各性能に係る数値を公開しています。数値をまとめてあるサイトを先ほど紹介しましたが、例えば、実際に気密・断熱の数値が良くないのにも関わらず、営業トークで「●●ハウスでは断熱材に●●を使用していますので断熱性が非常に高い」「弊社は独自の●●を開発して最高峰の気密性を…」などと説明されれば、それを信じて契約に前のめりになってしまうこともありますよね。でも、実際の数値は良くない場合が多かったり、ライバルハウスメーカーに負けじとした宣伝文句を沢山用意しています。ある程度勉強してから行けば見抜く事が可能ですが、自社商品をアピールするためにライバルメーカーを貶めるような発言をする営業マンさんも結構います。
価格についても同じです。できるだけ良いものを安く手に入れたいのは新築マイホームを建てる人みな同様。住宅展示場では豪華な外装・内装・設備を備えた高額なモデルハウスを2500万円という見せ方をしたりしていますが、実際には豪華な外装や内装、設備は有料オプションであって追加費用が必要になります。結局モデルハウスと同じような家を新築したい場合は、2500万円ではなく3500万円だった。などという話は頻繁に聞きます。
ですから、このブログでは初期段階での住宅展示場をオススメしていません。
新築マイホームを建てる人の実に50%以上が、ハウスメーカー選びは住宅展示場から始めよう!と考えて凸撃していますが、これはちゃんとハウスメーカーのカタログ請求を行い、各社の得意分野(特に住宅性能評価)を比較して絞り込んだ上で取るべき行動です。
ハウスメーカー選びは、とるべき行動の順番を間違えるとマイホーム資金計画から大きく逸脱した契約を行ってしまったり、強く断るのが苦手な人だと強引な営業マンについ圧されてしまったり、理想だった住宅性能を備えられないかも!?
ハウスメーカー選びで失敗した人の新築マイホームブログ
特定のハウスメーカーへの不満だけをつづったブログを紹介するのは、削除依頼が来ますし、一方的な個人の感想が大半ですから、建てたハウスメーカーのメリットもデメリットもきちんと書いている、もしくはハウスメーカー名を出していないブログをここでは紹介しておきます。注文住宅は建てる側の人も知識を持って注文しないと後から後悔するポイントが多いです。その点はブログの不満だけを真に受けず、しっかりとハウスメーカーの性能評価を確認・比較しましょう。
後悔ポイントが多く正直建て直したいです。
今回は実際に家を建てて失敗したところ、後悔ポイントをご紹介致します。
我が家は5年前に、家を建てました。
家は3回建てないと満足しないと言いますが、うちも本当にその通りだと思っています。
恥ずかしいお話ですが若かった事もあり、勢いで深く考えず建てたところもあります。
家は一生の買い物です。これから家づくりを始められる方、たくさん調べて比べてしっかりと色々検討される事をオススメします!
引用ブログ:家を建てて失敗したところ 後悔ポイント|ズボラ主婦のときめく暮らし
私たちがHMに対して希望していたのは、契約解除。
土地を元の更地に戻して欲しいと。土地代金と、今までHMに払ったお金
その他、土地売買に関してかかった費用などなど
全てを返して頂きまして。
モン吉旦那さん、
あれだけ悩んだ人生最大の借金、全て完済です(笑)
引用ブログ:欠陥住宅|ツギハギだらけのモン吉ハウス
ハウスメーカー別 ブログ一覧
カタログ請求を行って、ハウスメーカーをの住宅性能評価を比較し、こだわりたい家族の希望条件を満たしてくれる会社は見つかりましたか?
もし数社の候補が見つかったのでしたら、ハウスメーカーや工務店別の役立ちブログもボチボチまとめていますので、良かったら見ていって下さい。このページでは新築マイホームを建てる上での総合的な知識をザックリまとめています。ハウスメーカー別ブログ紹介ページでは、実際にそのハウスメーカーで契約して新築したブロガーさん達の体験談とそのブログリンクを載せていますので、候補の会社をより深堀できるかと思います。
新築マイホーム用 土地選びの基本知識
土地は資産価値も重視して、整形地を選ぼう
ここからは土地に関しても重要なことだけ書いておきます。実際に土地を買おうと決めたら、一体どのような土地を買うべきなのか、最初はわかりませんよね。土地には正方形や長方形のような四角い土地(整形地)もあれば、三角形や台形、いびつな形をした様々な形の土地(不整形地)があります。土地の種類は大きく分けてこの2種類。この2種類の中にもどんな種類があるのか簡単に説明します。
正方形・長方形の土地(整形地)
土地を購入するにあたり、四角い土地が一番理想的です。四角い土地と言っても正方形ではなく、道路に面した部分が狭く奥に細長くなっている長方形の土地もあり、同じ面積の土地でも住宅の建て易さが異なります。当然建て安い方が建築コストは下がり、建てにくい方が建築コストは上がります。これらの整形地は建物を建てやすいように形を整え、傾斜も減らして水平にして売り出しているのが一般的です。また、整形地の中でも正方形に近い土地は価格が高く、細長い土地は価格が安いという傾向があります。
整形地は、もしも売却することになった場合もすぐに買い手が付くでしょう。利便性の良い土地であれば、購入した時の価格よりも売却価格が高くなることも多々あります。
その他の土地(不整形地)
不整形地とは、整形されていない土地のことです。形で言うと整形地のような四角い土地ではない、三角形や台形、いびつな形をした土地がそれにあたります。 三角形の土地は頂点の部分に無駄なデッドスペースができやすく、住宅の形や間取りも制限されるため使いにくいのが特徴です。一方で採光は優れていますし、土地代が安価な事が多いので魅力的と考える人もいます。 台形や平行四辺形の土地は三角形の土地よりも使いやすいですが、角の角度が狭いとデッドスペースができやすいため、工夫する必要があります。 L字型(旗竿地)の土地は整形されて一見使いやすそうに見えますが、接道との間口が狭い場合は車や家具の出入りが難しく、奥まっているために日当たりが悪くなる特徴があります。既に隣家があると、建築資材を運んだり、重機を入れることが出来ないため建築コストが上がります。旗竿地の土地価格自体は安いので、隣家がまだ建ってない状態かつ竿部分を有効に使えるのであれば、一考の価値はあると言えます。
不整形地は、もしも売却することになった場合、整形地にした部分の価格とその他部分をがけ地(法地ともいう)として計算します。いびつ部分は建物の建てられない崖と同じ資産価値しかないという事で、買い手を探すのは大変かもしれません。
できるだけ利便性の良い整形地を探そう!
整形地と不整形地、それぞれのご家庭には予算に限りが有りますので、どちらが正解とは一概には言い難いですが、リセールバリュー(資産売却価値)は視野に入れておいた方が良いです。
何故かと言うと、少し言い方悪いですが、万が一お子様に相続した時の事を考えた際、売れない土地に縛って固定資産税を払わせるよりも、元から利便性の高い立地の土地か、相続人の当時の状況によってはリセールして引っ越しが出来るようにしてあげた方が良いのでは?というのがリアルな感想です。
特に首都圏や大阪・福岡・横浜・名古屋などの都市でもなく、県庁所在地でもない場合の土地は、今後過疎化が急速に進んでいきます。地方一斉過疎化がどんどん進行すれば、もちろん街の商店街や病院、スーパーまでもが閉店していくでしょう。今はお車の運転が出来れば難なく暮らせる土地でも、将来的には車があっても不便な土地、さらに言うと高齢者の運転免許証返納義務なども法案可決する可能性だってあります。その証拠に、子育てを終えたご夫婦が田舎の一戸建てをリセールして、以後終身までの利便性を求め、大きな病院や商業施設が徒歩圏にある2LDKマンションに住み替える人がとても多いです。その最たるものが東京や大阪など都心の地価上昇、地方の地価下落になります。
市町村や事業者にとって貴重な若者も余裕資産のある高齢者も都心を求め、東京は2035年まで転入超過と国が予測しています。そんな日本人口の東京一極集中が23年連続で続く状況下、田舎で伸び伸びと~と考えていたはずが、10年後20年後は限界集落になってしまった…。なんてことにならないように、当ブログではある程度の利便性のある土地、更にはリセールしやすい整形地をお探しになることを推奨します。
再建築不可の古屋付き土地は買って良いのか!?
土地に関してもう少しだけ注意して欲しいことがあります。
昔の建築基準法にはありませんでしたが、現在住宅に使用する土地は「幅員4m以上の道路に2m以上接しなければならない」と規定され、道路に接していない土地や、2mに満たない間口で道路に接する土地では、建築工事などの許可を受けることができません。これを再建築不可物件と言います。土地探しをインターネットで行っていると再建築不可物件がよく売りに出されています。 古い家を土地ごと売っているわけですが、再建築不可物件なので買ったところで建て替えが出来ないという状態に陥る人が居ます。価格が安いので古屋を解体して建て直すつもりだった人からすれば騙されたも同然ですが、こういった土地を売ってはいけない法律は無いので旗竿地や不整形地では注意が必要です。あるいは親族から土地や実家を相続し、その場所に建てられると勘違いしている人もたまにいます。
旦那は「何なら子育ての為、今の実家を建て替えて広い家建てちゃう?それなら土地代要らないし東京の狭い土地に縦長の家建てるの嫌じゃん?俺、単身赴任でも良いよ」と言ってくれていました。男兄弟がいない長女のブログ主からすれば願ったり叶ったりの言葉だったのですが、よくよく調べてみれば再建築不可で解体するにも重機が入れないため高額になるとの事。昔の木造家屋なので築35年ではガタが来てます。今後建て替えも出来ず、畑にでもして売るしかなさそうです。。
再建築不可の土地や、利便性が悪く買い手もつかない土地は、今後の少子高齢化の日本を考えると不動産リスクが高いと個人的には思います。自分の子供にはできるだけ、負の相続ではなく、嬉しい相続をしてあげたいものです。
建築条件付き土地は買っても良いのか!?
土地をインターネットで探していると良くある「建築条件付き」土地。 これは資金力のあるハウスメーカーが利便性の良い整形地を少し高い現金で逸早く買っていってしまい、駅近の土地や商業施設が近いといった誰もが望む立地での土地探しは建築条件付きばかり…という現象が首都圏で見られています。これが建てたいハウスメーカーと偶然にも一致すれば良いのですが、なかなかそうはいきません。土地自体はハウスメーカー側も売れるだろう土地に目を付けて買っていますので、悪い土地ではないことが多いです。
ブログ主はハウスメーカー(性能に)はこだわりたいので、納得のいく土地が出るまで頭金を貯め続けて待つ派の人です。プランも大きく変更できないような提案ばかりされる建築条件付き土地は断ってしまって待つのも良いと思いますよ。また、建てたいハウスメーカーが決まっているのでしたら、そのハウスメーカーに土地探しも手伝ってもらうという案もあります。そのハウスメーカーが押さえてある土地の一覧を見れますからね。
土地は巡り合わせ、あまりムキになって探すと疲れちゃいます。私達もそうでした 笑
今はハウスメーカーを実例や口コミ、評判などで吟味しつつ、じっくり納得いく土地を探している最中です。
新築マイホームの土地は地盤を必ずチェック!
不動産を良く知る人は「地震に強い家とは、耐震でも免振でも制振でもなく、それ以前に土地の地盤が重要だ。」と云う人もいます。
ブログ主が住む東京の地盤は、「武蔵野台地」と「東京低地」の2種類に分けられるそうです。武蔵野台地は東京駅から西側で標高は20m以上。10万年以上前にできたとても古い土地です。非常に強固な土地だと聞いています。 一方、東京駅から東側が東京低地と呼ばれ1万年以上前にできた、地球の歴史上すごく新しい土地です。そのため東京低地の地盤は緩く、関東大震災で甚大な被害を受けた事で有名です。
京浜東北線が境になっていて大宮行きに乗り、左手に見えるのが武蔵野台地、右手に見えるのが東京低地となっています。上の写真の赤く表示された土地は地盤が緩く、地震の時は揺れやすい地盤なので、土地の価格が安いからと言って飛びつく前に一考して下さい。できれば、黄色以上の地盤を選んだ方がご家族の安全を守れると思います。東京の場合は武蔵野台地の土地を取得することで、地震と津波の被害に遭いにくいと言えるでしょう。
このように、マイホーム用の土地を探している人は、ご自身の建築予定地の都道府県で強い地盤を調べてほしいです。
新築のお家の耐震性なども大事ですが、地盤の上にお家が建つわけですから、地盤に関しても必ずチェックしてから家を建てましょう。
ここで紹介したいのは役立ちブログではないのですが‥ 「地盤サポートマップ」という、全国の土地の地盤の強さや地震時の揺れやすさを色分けして可視化してくれるサイトを紹介します。
ハザードマップも最低限確認すべきです!
地盤と共に最低限確認してほしいハザードマップについて。
ハザードマップとは、被害予測地図とも呼ばれていて自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したもの。
お住まいの市区町村から毎年郵送されて来ている人も多いのではないでしょうか。
一言で自然災害と言っても、川の氾濫や大雨時の特別警戒水位など、過去の被害個所は特に注意を促す「洪水ハザードマップ」をはじめ、土砂災害予測を地図上に表示した「土砂災害ハザードマップ」、地震災害(液状化・大規模火災)、火山防災、津波・高潮防災などがあります。また、これらの特定の災害を対象としない避難経路や避難場所情報を明記した「防災マップ」という地図も入手した方が良いと思います。マイホーム建設予定地の市役所や区役所にハザードマップ資料は全て置いてありますので、是非貰いに行って安全な土地かどうかを調べてから決断して下さい。
新築マイホームを建てたら大雨の時に床下浸水してしまった…なんて絶対に嫌ですよね?そういう場所って過去30年程度遡ると結構な割合で同様の災害に遭っています。それらを地図上にまとめたものがハザードマップです。
令和元年10月12日に日本上陸した台風19号(ハギビス/Hagibis)は、これから家を建てる人が水害(川の氾濫や浸水)についてしっかりと考える教訓になった事と思います。日本列島の住宅に甚大な被害を与えました。連日ニュースにもなっていたので記憶に新しいでしょう。川の氾濫や水害に見舞われた地域は、概ね洪水ハザードマップの被害範囲として扱われていたようです。
新築マイホーム用の土地で失敗したブログ
土地の基礎知識の最後に、新築マイホーム用の土地を購入したけど「失敗した」「後悔している」「やっちまった…」「住み替えを希望している」など、土地に関してネガティブな内容を綴っているブログを紹介します。失敗してしまった人のブログを参考に、あなた自身は同じ過ちを犯さないようして下さい。
土地を購入する時に、新興住宅地を買う時はよく考えた方がよいと思います。
引用ブログ:我が家の土地選びで失敗したと思っていること|しゅふまるこ
何故ならこれから町が発展していく保障などどこにもないからです。
我が家のように車2台を所有しなくてはならないのは経済的にとても負担が大きいです。それならば多少土地代が高くても市の中心部で車一台でやりくりをした方が後々負担が少なくて良かったなと思っています。
高齢になってから、歩いて行ける距離にスーパーや銀行、病院、駅などがあったほうが何かと便利で良いと思います。
土地にお金をかけるべきなのか、それとも建物にお金をかけるべきなのか。皆さんはどちらを優先して家を建てますか?
引用ブログ:【資産価値】土地と家、どちらにお金を掛けるべき?【住み心地】|我が家の住まいブログ
ちなみに私は、土地にお金をかけました。
良い土地を選ぶということは、生活環境も良く、老後の心配や将来の資産価値としても優位になることが多いです。
そういった点から、土地を重視して家を建てることにしました。
新築マイホームブログまとめ
ここまで、新築一戸建てを建てるにあたり必ず確認してほしいことと、リアルに失敗や後悔している人達のブログを紹介させていただきました。
お家を新築する際には、「お金・土地・ハウスメーカー・性能」についてお勉強しなければならない事がたくさんあります。面倒ではあるのですが、たくさんの候補から比較することによって、良い条件の土地や建物を入手することにつながり、また適正価格(相場)もわかってきます。後から後悔するような土地やマイホーム建築はしてほしくないですし、後から苦しい住宅ローンも組んでほしくないです。また価格だけに目を取られて「安物買いの銭失い」という状況も嫌ですよね。
ブログ主の知人にも、インターネットの中にも、夢のマイホームで失敗したという方がたくさん居ます。これから家を新築するブログ主にとっても、みなさまにとっても、より良い土地でより良い建物を、できるだけ安価で手にするために一緒に勉強していきましょう!今現状でブログ主がザッとまとめた新築マイホームを建てるための鉄則(基礎知識?)は以上になります。ハウスメーカーごとを詳しく調べていくのはまた別ページで書いていきます。ひとまずは、最後まで読んで頂いてありがとう御座います。🙏